「プログラマなのだから、IT企業に就職してシステム開発」という考えは一般的ですが、プログラマが活躍できるフィールドは必ずしもIT企業だけではありません。
例えば、金融や証券会社でもプログラマは活躍しています。金融企業のサービスやシステムの多くはインターネットやコンピューターを使って処理されています。それらのシステムの開発や保守・運用を行っていくには、プログラマの力が必要になるのです。多くの人の金銭を扱う職種なので、責任の重い仕事です。JavaやCOBOLなどのプログラミング言語と、基礎的な金融の知識が必要になるでしょう。
家電や自動車のメーカーに直接就職するプログラマもいます。主に組み込み系のプログラマで、家電や自動車をはじめとした機械の中に組み込まれるプログラムを開発します。また最近では、IoTなどの発達に伴い家電分野でのプログラムの活躍の場が広がっています。C言語などの組み込み系で使われプログラミング言語と、ネットワークやセキュリティの知識が必要になります。
ゲームメーカーも、プログラマにとっては大きな活躍の場となるでしょう。ゲームの市場は年々大きくなる一方で、今後廃れていくことは考えにくいです。さらに最近ではメタバースやVRなどがゲーム業界でも取り入れられ、エンタメ業界におけるゲームの影響力は大きくなっています。ゲームプログラマが必要とされるシーンは今後どんどん増えていくでしょう。
ゲームメーカーで働くのなら、C言語やJavaはもちろんのこと、主要な言語を幅広く身に付けておくと良いでしょう。AIに特化したPythonなども扱えると有利です。